回復期リハビリテーション病棟
あふれる笑顔を取り戻すために私たちが支援いたします
回復期リハビリテーション病棟とは、脳血管疾患や胸腹部の手術などの病気または骨折などのケガで急性期治療を終えて、症状が安定した患者様に対して集中的なリハビリを行い、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。
リハビリテーション時間は1日最大3時間行うことが出来ますが、患者様の体への負担を考慮しながら、長時間のリハビリが難しいときは、1回のリハビリ時間を20分や40分と短くして数回に分け、長時間頑張れそうなときには60分を3回行うなど組み合わせて行います。
当院では、患者様の状態や生活環境に合わせて、患者様が一日も早く在宅・社会復帰できるよう、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーといった、多職種がチームとなり、総合的にサポートいたします。
入院対象疾患 | 算定上限日数 | |
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1 | 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血シャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発神経炎、多発硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後の状態又は義肢装具訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 | 180日 | |
2 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 | 90日 |
3 | 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 | 90日 |
4 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後の状態 | 60日 |
5 | 股関節又は膝関節の置換後の状態 | 90日 |
6 | 急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態 | 90日 |
※上記期間内であっても以下のような場合は退院となります。
・症状が改善した(リハビリのゴールに達した)
・入院継続が困難(精神疾患や他者への暴言暴力や迷惑行為等)と判断された
・リハビリを行っても改善の見込みがないと判断された
全てにおいて、全国平均を上回っています(令和5年度)
多くの皆様が在宅に戻っております
機能的に自立度を図る評価表。点数が高いほど日常生活の自立度が高い。入院時より日常生活の自立度が改善しています。
症状が重い患者さんでも改善しております。
早期リハ介入する事で早期退院が可能です。
1.申し込み
入院中の病院の相談員等から当院の地域連携課に患者様の情報を送っていただきます。
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2.結果連絡
空床状況や身体状態により、当院で対応できる症状か確認し、受入れ可能な際は転院日時を決定いたします。
※事前に見学を希望される場合は遠慮なくお問い合わせください。
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3.入院
ご予約時間までの到着をお願いします。移動手段につきましては、入院中の病院の指示に従いご来院ください。
1.入院
全身状態の管理の為に、レントゲンなどの検査を行います。検査を行った後、診察し、入院病棟へご案内します。
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2.本人・家族と面談
ご本人・ご家族の意向に沿ってリハビリプログラムの作成。
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3.初回カンファレンス
リハビリゴールの共有、各職種での役割を確認。
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4.中間カンファレンス
現状の把握とリハビリゴールの再確認。
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5.退院前カンファレンス
退院後の生活を支える、在宅関係者などと話し合い。
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6.退院
ご希望の方は外来・通所・訪問リハへ
7:00 | 起床・洗面・更衣 |
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8:00 | 朝食・口腔ケア |
9:00 | リハビリ |
10:30 | 水分補給・バイタルチェック |
12:00 | 昼食・口腔ケア |
13:30 | 入浴 |
15:00 | リハビリ |
16:00 | リハビリ |
18:00 | 夕食・口腔ケア |
19:00 | 洗面・更衣 |
21:00 | 消灯 |
お部屋の一例
談話室
氏名 瀧澤 英夫
職名 リハビリテーション科顧問
保有資格
脳神経外科専門医、身体障碍者指定医
専門分野
脳神経
所属学会
日本脳神経外科学会
各種疾患による身体運動の障害、食事摂取の障害、認知能力の低下などに対してリハビリテーションを中心とした診療を行っています。
脳疾患に限らず、骨折等の整形外科的疾患、診療科を問わず長期の安静が必要な病状の回復後の身体の衰えによる障害など、広い範囲の患者様を対象に診療を行っています。
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