眼科

眼科について

診療内容

眼科は、見え方の質:QOV(Quality of vision)をよくすることを目的としている科だと思います。QOVに関係ある部位としては、レンズである角膜・水晶体、センサーである網膜、脳につながる回路である視神経繊維・視神経、光情報を処理する後頭葉と大別されますが、眼科医の専門医資格は日本眼科学会専門医のみとなり細分化されていないです。眼科専門医領域は、角膜、白内障、緑内障、網膜硝子体、神経眼科、斜視など多岐に渡りますので、眼科を受診する上では、専門性の高い先生に見てもらうことで、より患者様のご意向に沿った医療を提供できます。

見え方に困っている方、目に違和感がある方、痛みがある方、その他気になることがある方は当院眼科外来へお越しください。

手術疾患

白内障、黄斑前膜、黄斑円孔、硝子体出血(網膜静脈閉塞症・糖尿病網膜症・細動脈瘤破裂・加齢黄斑変性等)、増殖糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、眼内レンズ(亜)脱臼、水晶体(亜)脱臼、一般眼科(翼状片など)

主な手術

  • 白内障手術
  • 眼内レンズ強膜内固定術
  • 網膜硝子体手術
  • 一般眼科手術(翼状片など)

主な検査機械

◆黄斑・視神経OCT
◆静的・動的視野検査
◆角膜形状解析
◆限界フリッカ検査
◆光学眼軸長検査と超音波眼軸長検査
◆超音波断層検査
◆網膜電図
◆蛍光眼底検査(フルオレセイン造影剤のみ、インドシアニングリーン造影剤は不可)

主な治療

■抗VEGF薬硝子体注射
■レーザー治療 網膜光凝固術(PC)

 変性・虚血でVEGF(血管内皮増殖因子)が生成され、新生血管が生じ、繊維血管性増殖組織が増殖したり、血液成分が漏出したりすることで起きる視力低下、眼圧上昇に対して行う治療が抗VEGF硝子体注射です。
 VEGFを直接抑制するため、VEGFを生成する原因に対して別の治療は必要となることがあります。
 硝子体注射の適応疾患
 ◆血管新生緑内障(緑内障手術加療は当院では行なっておりません)
 ◆糖尿病網膜症(糖尿病黄斑浮腫)
 ◆網膜静脈閉塞症
 ◆病的近視における脈絡膜新生
 ◆加齢黄斑変性症

 網膜光凝固術とは、網膜をはじめとする眼底(眼球の奥)の病変部にレーザー光線を照射して焼き固めることによって、病気の進行を阻止するために行われる治療法です。
この治療法で視力を改善することはできませんが、今現在の視力をほぼ維持しながら病気がそれ以上悪化することを予防するという意味では、特に網膜に発生する網膜虚血に対して有効とされています。
 PCの適応疾患
 ◆増殖糖尿病網膜症
 ◆網膜静脈閉塞症
 ◆網膜裂孔
 ◆中心性漿液性網脈絡膜症
 ◆網膜細動脈瘤
 など

診察時間
受付時間 診察開始
8:00~11:30 9:30 皆川 皆川
大竹①※
皆川 検査
のみ
検査
のみ
12:00~16:30 14:00 皆川 皆川
大竹①※
皆川 検査
のみ
検査
のみ

①※第2・4週を大竹が診察します。

※月曜日・火曜日は手術を同時に行う可能性があり、待ち時間が発生する場合もございます。

医師紹介

氏名 皆川 友憲

保有資格
日本眼科学会専門医

所属学会
日本眼科学会

専門分野
白内障 網膜硝子体

ご挨拶

2023年1月から大宮中央総合病院の眼科へ就任いたしました、皆川友憲と申します。
大学では外来診療は白内障、緑内障、網膜硝子体、神経眼科など全体的に担当させて頂き、手術は主に、網膜硝子体疾患を担当しておりました。当院では裂孔原性網膜剥離などの緊急性の高い疾患も手術提供できればと考えております。患者様とご家族のご意向に沿った医療を提供できるように心がけております。よろしくお願いいたします。